こんにちは、皆さん。
「リタイア生活 in ラスベガス」ブログのマーゴです😊
前回の記事でも述べましたが、「介護」の辛さをいっしょに解決していきたい😌
たった2年間の在宅介護でしたが、私にとっては非常にキツく、辛かった!!
そして、情けなかったのです。
「なぜ私だけがこんな目に~!」
「いつ、この底なし沼から抜け出せるの~?」
「早くこの介護の苦役から解放されたい!脱出したい!」
といつも思ってました。
とはいえ、
「旦那の介護は楽しくやってマス! だって愛してるから
」という崇高な奥様もたくさんいらっしゃるんでしょうが残念ながらデキた妻でもなく、頑張るのが大嫌いなワタシ、
ただ「愛してるから
」ではすまされなかったワタシは、介護から解放され、自由になる方法をいつも考えていました。(ごめんなさい😢 私の天国のハズバンド!)
私なりに導き出した答え、「解決策」 は、意外と簡単なもので誰でもできることでした。
100%までとはいかなくても、介護の悩みは解消されていたと思います。🎊(言い切った!)
また、今になって「あの時もっとこうしておけばラクだったのに!」というものもあります。
もちろん、人それぞれ性格、生活様式が違うし、ましてや、私は医療や介護の専門家ではないので、私の方法が決して正しいわけではありませんが、
この記事を見て、
少しでも今現在、介護に苦しんでる皆さまのお役に立てれば…と、思います。
そして何より
私のありさまを見て「下には下がいる!」と、ご自分に自信をもっていただければ尚、良しです!!
介護解放の方法 1⃣嫌ごとの可視化と人選!

介護で嫌な事のリストアップ
リストアップ? な~んだそんなこと⁇
と思われるかも知れませんが、意外と自分の頭の中が整理できて、何がどう嫌なのかが可視化できたりするんです。
とりあえず
毎日の介護の嫌だと思うことを忖度なしで、一枚の真っ白な紙に羅列していく!
そう忖度なしです。誰にも見せてはいけません! あなただけの秘密です。
私ならこうでした。↓↓
- 夜中に起こされるのがイヤ!
- オムツ替えがイヤ!(汚いからではなく、夫の体が重くて辛いから)
- 毎度毎度の床ずれ防止の体位移動がイヤ!
- 自宅で私が毎夜腎臓人工透析をするのがイヤ!
- 人工透析の液バッグが重くてイヤ!
- 病人の夫に八つ当たりしてしまう自分がイヤ!
- 夫のリクエストに応じてスーパーの買いだしがイヤ!
などなど、100個以上リストにあげました!(どんだけ嫌なんだ)
そうすることで、自分はこれだけ嫌な思いをしているのだと、何となくではなく、ハッキリとわかるのです。
そして、次のステップです!
リストから最も嫌な事を3選する
上記のごとく挙げたリストから、あなたが超~嫌だと思うことを3つ選びましょう。
これも誰にも忖度なしで、やはり誰にも見せてはいけません。あなただけの兵法ですからー!
3選としましたが、5個でも10個だっていいのです。
私はスローペースなので3個にしました! もちろん1個だってパーフェクトです。
選んじゃいましたね! オッケーです👌
次にいきましょう!
リストごとに代行者を人選
はい!ここで先ほどチョイスした、介護で嫌なこと3選のリストをもとに
各リストの嫌な事を代行してもらうのに適した人選をするのです。
あなたはワールドカップサッカー⚽日本代表の監督です。
あなたが戦略的に試合に勝てる適材適所の選手を選びます。
(たとえ、訪問看護やヘルパーさんが定期的に来てくれてても、それでは足りません。もっと人員補充をするのです。)
例えばほんの一例ですが、
オムツ替えや体位替えなら ➡ 若くて力持ちの夫の甥っ子か従弟。
スーパーに買い物なら ➡ 若い女子大生の女の子(料理男子でもオッケー)
夫に辛くあたってしまったら ➡ 夫の男性友人を招いて話相手をさせる
あなたなら、もっとうまくたくさんの人選ができるでしょう。
頼む勇気がなければ、お駄賃💰ギャラを払うとか。
現金を払うなんて失礼では?と、また余計なことを考えなくていいのです。
実は、現金が一番カンタンで軽かったりするのです。
W杯監督のように、時には契約金を提示してどんどん「人」を使いましょう!!
介護解放の方法 2⃣人に頼る!

我慢より人に頼る勇気!
私マーゴには子供がいませんし、今住んでるアメリカには当然ながら私側の家族親族がいません。
日本で介護をしている方々は大概こう言うのです。
「私たち夫婦の問題だから子供や孫たちに頼らず自分達でやっていこう」という人の多さよ!
これ、日本人の特徴だと思うの! 家族に必要以上に遠慮しちゃう。
(外国でひとりのマーゴにとって、みんなもったいないことしてるなー!と感じます。)
なぜ、そういう自らを苦しめる「規制」「既定路線」に当てはめてしまうのか~?
「息子夫婦にも生活があるし、嫌われたくない」からでしょう? わかるわかるー!
がしかし、勝手ながら
夫の介護は「夫婦だけの問題」ではなく「家族みんなの問題」だと思うのです。
お盆やお正月には楽しく集まるのに、誰かが病気になったら離れてしまうのは、うーん((+_+))なぜなんでしょう??
しかも病気になった側から離れて行くなど…。
これシンプルに考えたら「助けてくださーい。」と請うのが自然じゃないでしょうか。
世間体を気にしてか、
「世間の人はみんな奥さんが家で介護を頑張ってるんだから」に惑わされ
「やっぱり、妻のわたしが一人で何とかしなければ」と謎に決めつけ、
家族にも相談できず自分ひとりが抱え込んだ挙句、介護の苦しみのループに陥って二度と這い上がれなくなる。
あなたが大事にしてる世間様は
あなたが最悪の状態になっても、
「まあ、奥さんお気の毒~」と言われるのがオチです。
考えてもみてください、
旦那サマが病気になったのは、妻のあなたのせいでもなく、介護は主婦が全てワンオペでしなければならないという法律だってないのです。
前回のブログでも言いましたが、私たちシニアは「老老介護」なのです。
力仕事、肉体労働はファミリー達の若い屈強なパワーを借りるべきです。
そうなんです!『介護の苦しみから脱出するなら人に頼る勇気を持つ』です。
かく言う私も、介護当初は全部自分がやるものと思い込み、かなり苦しい思いを強いられる毎日で、
人生詰んだ!状態でした。
このままでは自分も病気になってしまうと危機感を感じ、夫のことより自分の身を案じようとマインドセットをしたわけです。
結局自分が犠牲になって男に尽くしても、案外感謝もされないものです。そう思いませんか?
「ありがとう」が「当たり前」ととらえられるのは、いくら相手が病気であっても「許せん!」 看病介護する側だって大事にされる権利があるはずだと、何の根拠もなく私は思い始めたのです
それからというもの、
夫には私が何かを施す度に「サンキュー」を言うように躾け、(こわい💦)
「病人なら病人らしく、治癒する心意気を持て!」と言い聞かせ、(さらにこわい😨)
夫の兄弟、甥っ子までガンガン助けに来させました。(近所の知らない人も使う !!)
義実家に「来てくれませんか?」とお願いするのではなく、今ヘルプに来ないとヤバイことになる!と思わせることがミソです。。
夫の肉親たちが仕事や家族の事で忙しかろうが、こちらをヘルプさせることによって、
「彼は今こんなタイヘンな病気の状態なんですよ~」とリアルに肌で知らしめる必要があると確信してたからです。
これには、妻としてのアドバンテージがありまして、それを利用!
医者からの病状はサインした妻にしか開示できないので、ウソはもちろん駄目ですが、
義実家には「こうこう、こういうシビアな状態なのだ」と臨場感たっぷりに伝える。少し盛るくらいが丁度いい!
何より寝たきりでどこにも行けない夫にとっても、家族の来訪はうれしいことだったので、これはよかったと今も思っています。
ヘルプをしてもらったり、夫と談笑してもらっている間、もちろん私はサボりまくりました (笑)
①レスパイトを大いに利用
現在、介護をされてる方なら、ケアマネさんから聞いてご存知かと思いますが、レスパイト(小休止)=介護家族ケアラーの負担を少なくする為の一週間ほどの看護付き被介護者用のお泊り制度です。
なんとありがたい制度でしょう!
しかし、意外とみなさん躊躇するんです。
被介護者が「絶対!自宅で女房に看てほしい。」という熱望を無視できないからでしょう。
例にもれず、ウチのアメリカ人夫も「ぜったい家!」の人でした。
病人がそんなに拒否するのに、レスパイトに入れるなんて可哀そう!!
いえ、可哀そうなのはあなたです!
レスパイトを利用しないで自分ばかり我慢を強いていると、もっと悲惨な状況になることは、あなたが一番わかっていて予想してるはずです。
私は、夫にレスパイトどころか3か月間のリハビリ施設に3回も入ってもらいました。
当初は夫本人はすごく嫌がっていましたが、慣れてくるものです。
だってレスパイトや施設に入れば、私たち素人の主婦の疲弊しきったケアではなく、医者や看護師さんPTさんなどの専門家が私たちよりも優れた技術で看護を施してくれるのです。
あるいは、そう思えば気が楽です。
もちろん身内じゃないとできないケアはあります。
痛い時やみじめな思いの時は愚痴をたっぷり聞いてあげたり、ぎゅっと手を握ってあげる、体を長時間さすってあげるなどのスキンシップは妻・身内の役目です。
そこは惜しみなくやってあげましょう。
そして、口先だけでも「やっぱりあなたが家にいないと寂しいよ!」などのリップサービスも忘れずに!です。
②在宅してくれるバイトを雇う
実は私はこれを思いつかなかったのです。すごく後悔!
日に5時間、あるいは泊まり込みで家にいてもらう。(私が知る限り、アメリカではこのお泊りヘルパーの保険制度がないのです。)
親戚や知り合いのちょっとお小遣いが欲しい人にバイト代を渡して、家にいてもらい、病人さんが何か要求したらそれをしてもらう。それ以外は宿題でもゲームでもしてもらって結構で、
ご自分が外出中、心配なら「夫の病状をチェックしたいから」という名目で留守番カメラを設置しておくのも安心です。
その間私たちは、カフェやディナー、ネイル、エステ、美容院、ライブやコンサート、夜の女子会、居酒屋、カラオケ、スーパー銭湯、etc…にくりだして思いっきりエンジョイしましょう。 やってもいいんです!
再度言いますが、
夫が病気になったのは妻のせいではなく、
「夫が苦しんでるんだから私も共に同じ苦しみを~」と一緒に苦しむ必要はないです。
介護中に、ひと時でも全てを忘れて楽しむことに罪悪感を感じる必要もないです。
でも、世間が何というか…。
言いましたよね。
世間は「まあ、お気の毒」と言うだけですから。
世間にやさしくする「我慢」より、
自分にやさしくする「勇気」!
うんと自分にやさしく、思いっきりエンジョイしたほうが旦那様にやさしい気持ちで関われますよね。
これすごく大事!
③家事は外注に
介護中の家事は結構大変です。自宅介護はとにかくやることが沢山あり全部完璧にこなせるものではありません。
本来家事が大嫌いな私はハウスキーピングを雇いました。簡単なおそうじ、スーパーの買いだし、私の分のご飯を作ってもらい、食器洗い、ゴミ出しなどです。
その分私は余裕をもって、夫の病人食、夫の薬品の管理や、例の嫌なオムツ替えや、腎臓人工透析など私ならではのタスクを余裕をもってできました。
もし不安ならお試しでその家事代行を一回だけ使ってみるとか、ある期間限定とかで利用してみるといいかと思います。
要は私たちケアラーがうんと楽ができて、介護地獄から解放されることが目的なのです。


まとめ
皆さん、人それぞれライフスタイルや家庭の事情などが異なるので
一概に私のアイデアが当てはまるわけではないですが、少しでも参考になればと思います。
【介護の辛さから解放されたい!を解決するには】
一人で「我慢」するより、人に頼る「勇気」を持つ!
世間にやさしくする「我慢」より、自分にやさしくする「勇気」!
そして、まとめると…、
介護で嫌なことを具体的にリストアップし「嫌さ」を明確化する。
リストから最も嫌なことを3つ選ぶ。
その嫌な3つの事を代行してくれそうな人を人選し、やってもらう。
世間体を気にして我慢するより、人に頼る勇気を持つ。
徹底的に人、家族、知り合いに頼る。
レスパイト制度を大いに利用する。
在宅、宿泊滞在してくれるバイトを雇う。
家事は外注に任せる。
自分の時間をたくさん作り、大いにエンジョイする。
けっして自分だけ重荷を背負わず、気負わず、人の情けも借り、そしてもっと「自分本位」に介護活動をとらえて過ごしていきましょう。だって介護はいつまで続くのかわからない長い道のりですから。
あなたは十分頑張っているのです。絶対に報われてください!!
次回は、今日お伝えしたメソッドをどのように実践していったかの深掘り
「介護から解放!!人に頼る極意」 です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
もしコメントなどございましたら、お気軽にいただけたら幸いです。
では、Good Luck✨✨
コメント
コメント一覧 (2件)
自分に優しくする勇気!!
主人の介護があって何してても、毎日が楽しくないなんて言ってる場合じゃない!!ってことですね。
なんだか楽しいことを考えようと思えてきました\(^o^)/
マーゴさんありがとうm(_ _)m
キヌサヤさん、コメントありがとうございます。
毎日が楽しくない!! でいいと思います😆 誰だって楽しくないもん介護なんて!(怒)
でもそうですよね。楽しいことを妄想するだけでも何かが変わるかもしれません!!
またの訪問お待ちしております😊