みなさん、こんにちは!
「リタイア生活 in ラスベガス」のマーゴです。
今現在ご家族の介護に携わっている方、本当にいつもお疲れ様です。
前回の記事、「介護の辛さから解放されたい!その解決策-1」
まさにその解決法とは、「人に頼る!」でした。
今回は、人に頼る極意・方法・コツを私が経験した実例をまじえて、いっしょに考えていきましょう。
「いやいや、解決策なんかより、ワタシ人からのやさしい言葉がほしいのよ!」「ただ話を聞いてくれるだけでいいの」って人結構多いかな? 多いよね。だって私たち女性ですもん。
(私だって実際そういうタイプでした。なぐさめにまみれていたいのよ~と。だけどそれではとても我慢できなくなってしまったのです。)
なので、やさしくされたい派さんは今回の記事は、まあ「探偵ナイトスクープ」の局長か探偵がリサーチしてる!くらいに軽く受け流してください。
私のごとくドン欲にどーしても「介護苦から解放されたい」「自由になりたい」をマジで実現したい少数派のあなたとあなた、いらっしゃいませ!
介護の辛さから脱出する解決策!!
人に頼りまくる極意とコツをつかんで、戦略的にあなたの夢をかなえていきましょう。
この記事でわかること
- 人に頼るコツ
- 病人にも頼る図々しさとコツ
- 義実家を頼り使うコツ
- 頼り方実践法
- 介護制度に頼る方法
- 家事も人任せにする方法
介護解放!!人に頼るコツ-被介護者にも頼る極意

すでに訪問看護、ヘルパーさんが週に何回か来ていただいてることは前提です。それだけでは足りません。今以上に他の人の手を借りましょう。
特筆すべきは、
被介護者にさえも頼る極意
もしあなたが、ご主人の在宅介護をされてると仮定して、
被介護者であるご主人にも頼りましょう。使いましょう。
病人にも頼る極意。
エェェ!!そんなこといいわけェ~? 病人が可哀そうじゃん! の声が聞こえてきそうです。
だからといって、寝たきりで動けない病人に一人で排泄をさせる!とかではなく。自分と旦那さまの「チームワーク」として、何か協力してもらうということです。
私の場合、夫は横に寝返りはできてたけど左半身と左手と左足が動けない状態でもちろん自己排泄ができないので、オムツ着用でした。
例にもれず日に何度も夜中も私がオムツを変える毎日。夫の体が大きく体重も重いので頻繁のオムツ替えは結構苦痛でした。
そこで夫にお願いしたのです。
オムツの端を引き上げるのは自分でやってもらうのと、
右足だけは自ら曲げておいてもらい、左足は私が曲げてあげる。
それだけでも私にとっては肉体的に助かるのです。
最初、「動けないから!」との理由で私のお願いを渋った時、
「あなたは長年会社でチームワークで働いてきたんでしょう?あなたの部下にできて、なぜ私にはチームワークができないの?」とやさしく脅すと、
「あっそうだね!」とそそくさと協力してくれました。
※実は「チームワーク」という言葉はアメリカ人が職場で最も好きな言葉なので、夫には条件反射的に効いたと思います。日本社会だったら「責任」「顧客第一」とかが当てはまるのでしょうか?
協力してくれたら、たくさん「サンキュー」を言ってあげました(笑)。
断っておきますが、元気な頃の夫はとてもレディーファーストで「愛妻家」なのでした。←(ほめておいたよ!天国のお父ちゃん😆)
そんな性格の人でも病気で寝たきりになると徐々にわがままになっていくのです。そんな体中が痛そうな姿を見るにつけ可哀そうだなーと思っていたものです。
がしかし、
病人だからといって、(程度問題ですが、)介護ケアラーの私にすべて丸投げではダメなんだよ! が私のポリシーです。(怖)
自分も動こうとしないと、筋肉も靭帯も固まってしまうし、人に協力しようという気概がないと精神的にも社会から乖離してしまうではないか! それでオッケー👌!
ある時は、私が疲労しきっている時や、私が苦手にしている部所や人物への電話は、夫にさせる、かけさせる。
それまで枕に臥せっていたのに、電話で通話中になると急にビジネスライクに生き生きと現役感が蘇るのです。土色だった顔色も頬がピンク色に染まっていく。毎回それを見るのが楽しみで私はやってもらう。やってもらうに限る!
通話が終わったあと「オレって、いまだに君のヒーロー?」と喜々として聞くので
「とってもヒーローだよー!」と大げさにほめそやしてあげてました。
ね、被介護者の為にもあなたの為にも病人である被介護者にも頼る極意,コツをつかんだら楽勝です。
義実家や子供に頼るコツ
言うまでもなくあなたの義実家やお子さん家族にも頼りましょう。私たちシニアケアラーは非力なのです。
遠慮なく「私、介護がもう限界なんです。」と切実に説明するのがコツ。 事実なんですから。
ダメな嫁と思われようが知ったことではないということです。
皆さんがよく言う「お義母様、こちらは大丈夫ですからお気遣いなさらずに」などともう言ってはダメです。
実際に助けてもらうことで毎日休むことなく、お盆も正月も休むことなく、この大変なルーティーンをやり続けてるんだよ!ということを見せつけるのです。(ほん怖)
義実家は傍からみて、「まあ大変そうねー」と言ったりするけど肌では感じてくれないもので、
そのくせ「もっとウチの息子にこうしてやればいいのに」と言いたくても言えず、
当の妻は「義実家はわかってくれない」とお互いストレスをため合い、
後に大きなトラブルに発展していくケースが散見されます。
介護の実態をわかってもらうためにも、ただ訪問だけではなく実際にやらせる。失礼! やっていただく。
幸い⁇ 私の夫の両親はとっくに他界してたのでその問題は免れましたが、それでも夫の兄弟たちや甥っ子に来させてたくさん手伝わせましたー。。
どんな小さなことでも実践で介護を手伝ってもらうのがコツです。
近所や友人に頼る
車いすからベッドに移乗するときなど、もう一人マンパワーが必要で家に誰もいない時、近所の人にもピンポーンをして助けてもらいました。何度も。
断られてもいいんです。その隣りにもピンポンする。すると誰かが助けてくれてました。
時には近所の知らない子供も利用する。子供たちの方が英語が流暢なので、他のオトナ達を呼びに行ってくれたりする。ローラースルーゴーゴーをかっ飛ばして!
そのおかげで8人のオトナと3人の子供が集まって来てくれたことがあります(笑)。ちびっ子たちありがとう!
のちに分かった事ですが、移乗介助は消防署の管轄に電話すると24時間体制で助けてくれることがわかったのです。なーんだ!そうだったのか~!!
あとは、夫の友人にも来てもらい楽しく会話をしてもらう。夫にとっても常に私や訪問ナース、PTだけが話し相手だとバラエティーに欠けて退屈に違いないので、友人とメンズトークをしてもらう。
たまには近所や友人に頼ることで、病人も気分が晴れるし、介護ケアラーも自分の時間ができたりするんです。
政府にも頼る
ある申請でケースマネージャーやケアマネさんが受理できなくても落ち込まずに、
直接政府の機関の窓口に聞く、または電話をする。
実は私も実際にケースマネージャーに断られた件を改めてある政府の機関に申請したら、簡単に受理された経験があります。その件は次の項目でお話しますね。
他にも私の元同僚から教えてもらったことですが、自宅で介護家族が人工透析をしてるなら、連邦政府から(州じゃなくて)毎月いくらかの手当がもらえることがわかり、申請したりしました。しかし、受益する前に夫は他界してしまいましたが。。
もちろん日本の自治体の福祉課も助けてくれる余地がたくさんあるのではないでしょうか。
介護解放!!人に頼るのもセンス⁉実践編
病人夫に重労働を理解させる!実例
急に病気に倒れ寝たきりになった夫は本当に気の毒でした。
私も血が通った人間なので自宅で精一杯介護をしようと覚悟していましたが、
病人の夫本人は腎臓病と重度の糖尿病で苦しいのはわかるんですが、
いかんせん、私にとっての肉体的重労働の辛さを時々忘れ「もっと力をいれなさい」「もっと強くなりなさい」と言い放つのです。(ムカつく!)
私:「じゃあさ、例えばプロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアントが寝たきりで、アナタが毎日無休でアンドレの体を転がしてオムツを替えなければならないとなったらどう思う?」
夫:まず吹き出して「そうだよな!」すごく納得して、理解してくれるようになった!
いくら相手にこちらの辛さをとうとうとメンヘラっぽく話しても伝わらない。「まあ辛いんだろーな。」程度にしか。
病人の好きなジャンルからピックアップして例えるとよくわかってもらえたりします。。
申請却下には別機関に頼る!実例
夫が病院に入院中、病院の女性ケースマネージャーにある制度を申請したところ、即却下されました。
なんとなくおかしいと感じたので、別の政府の高齢者適用保険の機関に電話をする。電話に出た相手が女性なら「間違い電話でした。」と切る。
こういうときアメリカ女は同性にキビシイのだ。それにひきかえ男性は少しは機嫌よく対応してくれる。男を使え。すると電話に出た男性は私の申請を「オフコース、YES!」と受理してくれましたー!(歓喜とガッツポーズ)
意外に他のケースでも申請が滞ってしまったら別方面に頼るのも手ではないでしょうか。
義実家にはウソが光る!実例
ウソも方便です!
当時、私は介護から来る腰痛に悩まされていました。皆さんと同じように。。
その時、夫の車いす介助、ホイヤーリフトの実習研修をPTトレーナーさんから教わる時、
「奥さん一人でいいですよ」といわれたのにも関わらず、
夫の家族に
「家族の複数人じゃないといけないんだって!」
「医者からはとてもとても重篤な状態なのだと言われてるの!!」
と盛って説明し、仕事を休ませ来てもらい一緒に研修を受けました。(喜)
夫の介助は私だけの問題ではありません。キリッ!!
それに大人数でワイワイ研修を受けるのも楽しかったりするのです。
日常茶飯事のウソはいけませんが、ここぞの大一番では
自分の身を助けるには、ウソも方便、盛って話そう!です。
レスパイト不利用はオワコン
皆さんもレスパイト利用はご存知だと思いますが、介護家族が介護からレスパイト=「小休止」とる為に、一週間ほど被介護者が宿泊する看護付き施設です。
私もナースさんから勧められました。こういうありがたい制度があるんだ
と感心したものです。被介護者さんが自宅で介護してもらいたいという気持ちも痛いほどわかるのですが、あなたの命だって大事なのです。
厚生労働省の『短期入所生活介護におけるレスパイトケアのあり方及び在宅生活の継続に資するサービス提供の在り方に関する調査研究事業』の資料によると、
なんと!!
レスパイト利用者家族の肉体的疲労、精神的疲労が80%近くも軽減される!という結果がでています。

引用文献:mhlw.go.jp厚生労働省より引用
80%の負担が減るのはかなりのいい結果だと思うのです。だってストレスMAX😡からゼロに近い2割までに辛さがなくなるのですから。
7日間の旅行だってできるし、どこにも行かず家で一人でまったりすることだって自由。
レスパイト制度を一回でいいから利用してみましょう。😺厚生労働省もあなたを待ってます!
家事は外注にあふれてる!
在宅介護プラス家事をこなすのは至難の業。中にはこれに加えパートで働いている奥様もいらっしゃる。全く家事が苦手な私はとても尊敬致します。
身も心もクタクタになったら、家事代行を頼んでもいいんです。まわりがどう思おうと!
まわりがどう思おうと!の気概が基本です。 あなたのお金で頼むのですから。
このできたら、旦那様がレスパイトに行ってる間でも家事を外注に依頼して、しばしの間一日中ふだんできない、そして介護以前の生活に戻ることだって可能です。
今やネットで家事代行のサイトをたくさん見つけることができるでしょう。
ちょっと調べてみたら
こんなサイトも見つかりました。

これは一例にすぎませんが、🎇家事代行サービスは「世界は手伝ってほしいモノにあふれてる」ばりに軽い気持ちで探してみましょう。
まとめ
少し、心なりとも軽くなってくれたでしょうか?
私、マーゴのようなダメ妻でもなんとか、介護をやっていくことができました⁉💦
①介護苦から解放されるには人に頼るコツを得る。
②被介護者にも頼ってよい。
③義実家や子供家族に頼る
④近所や友人に頼る
⑤政府や行政機関に頼る
⑥病人夫に重労働を理解させる
⑦申請却下には別の機関に頼る
⑧義実家にはウソも方便
⑨レスパイト制度を利用する
⑩家事は家事代行を雇う
以上が今回のトピックでした。要は「人の情けに頼りましょう。」全て私たちケアラー次第なんです。
それに、
皆さんは十分、私以上に真摯に頑張っているのです。もっと癒されてください。
そして、
私のさまを見て「下には下がいる!」と自己肯定感を上げてくだされば何よりです。
どうかお身体を大切に
クリックできるよ✨
次回は『介護の終わりを戦略的に決める!』です。どうぞお楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お気軽にコメントをいただければ、今後の励みになります。
よろしくお願いいたします😌
それではGood Luck✨✨
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