夫の介護とジレンマ、ラスベガス編

※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

みなさん、こんにちは。

「リタイア生活 in ラスベガス」のマーゴです。

人生って予測不能だし、時には試練が降ってくることだってあるよね。

私の場合、それが夫の介護という大仕事!

このブログでは、そんな中で感じたモヤモヤ、そして未だにジレンマや罪悪感を感じていることをお話しします。

「私には介護は向いてないんじゃないかな」という不安とストレス。

介護ケアの終わりがないヘビーローテーション。

その裏に隠れた感情の複雑さにスポットを当てていきます。

夫の介護には、笑いと共に泣き言もついて回る。

介護者としての夫のケアと夫婦としての関係。

ジレンマに直面した時、私はどのように対処したのでしょうか?

それどころか対処できていたのでしょうか?

介護のストレスから逃れるために、ふと思いついたのが私が住んでるラスベガスの存在。

ラスベガスは不思議な場所で私にはかなりの助け舟になったんですよね。

介護で悩んでる同じ状況の人たちに、ちょっとした元気や支えになれば嬉しいです。

辛い介護の日々でも、ちょっとした軽い気持ちで笑顔を見つけていけたらいいな!と思います。

女性と標識
目次

私が介護に向かないワケ

介護をしている時の私の正体

・自分は人のお世話をするのが苦手。

・突発的なイベントにストレスを感じる

これまで私、マーゴのブログを読んでくださってる方は、気が付いているかもしれませんが、

そもそも私は人をお世話するとか、人をケアするとか、ましてや家族の介護をするなど大の苦手、向いてないのです。

自立してる体でいるものの(マジか?)今さらながら自分で気づいたのが、

人様をお世話するより、お世話されるのが大好きなのです。(なんて奴だ!)

なんだか私は誤解されて、やさしそう、頼りがいがありそうに見られがちだが、頼ってこられると非常にジレンマを感じてしまう。

「女性は人や子供をお世話をするのが好きだ」ととらえられがちだけど、

中には私のように全く世間より真逆のタイプがいるのだ。いや、これ結構いると思うのです。

女性に生まれてきたとて、困っている人を助け続けるのに向き不向きの人がいると思うのです。紛れもなく私は不向きなのです。

そして、介護に付き物なのは、

いつも通常のルーティーンに加え、突発的に病状や事象が変わってしまう事に過剰にストレスを感じてしまっていた。

「夫が抗生物質のせいで下痢をする」

「車いすからベッドに移乗するとき、夫が急に意識を失い大いびきをかいて座ったまま眠りだす」

「自宅での人工透析中に、機器がうまく作動せずブザーが鳴り響く」

「私が熟睡中、排便をしてオムツを替えてくれと起こされる」

あの時の私に言いたい。

介護は病気との付き合いなのに、それも心得ずなぜ、ストレスを感じてしまっていたのか?と。

突然のイレギュラーなど通常運転ととらえるべきだった。

今となっては遅すぎるが、もう一度あの時に戻ってやり直しをしたいという気持ちに今でもジレンマを感じるのです。

夫に対するジレンマ

以前の記事「介護の終わりを戦略的に決める!」でも述べましたが、

夫は2年間の闘病の末、自宅で息を引き取りました。

夫が病気に倒れる前、

そこそこ夫婦仲は良かったかと思います。

というのも、お互いに嫌なところを補っていたからです。

夫は私とは真逆の性格で、完全ボスタイプで100%頼られるのが好きで、

私は完全に相手に頼り切る、依存するのが好きなのです。

おまけに二人とも共通の短所が

「子供を生み育てるのが苦手」

「大人だけの世界が好きだ」

(世間の皆様、ゴメンナサイ🙇)

というわけで、私達は子無し夫婦でした。

私は仕事をするのは大好きとしても、家での雑事や家事が大嫌いな私のために、夫が家事全般や金銭管理を一手に引き受けてくれていました。

ところが、

いったん夫が病気に倒れ、私が在宅介護をすることになった事から形勢が逆転したのです。

「今まで私がケアしてもらっていたのに、なぜ私がお世話しないといけないんだ!」

「約束が違うじゃない!」

と理不尽にも不満を感じてしまったのです。

病気に倒れた伴侶を懇切丁寧に介護しなくてはならない

なのに

自分は世話好きではない!

の相反するジレンマなど感じている場合ではないのに、

日々の介護の合間に感情の板挟みに苛まれていました。

このように不届きな心持ちで夫の介護をしていると

折に触れ、

夫に八つ当たりをしてみたり

暴言を吐いてしまったり

夫の要求を時々無視してみたり

それでもなぜか夫は私を赦し続けてくれた。

申し訳ない。本当に。後悔先にたたず。

病人の方が慰められて大事にされるべきなのに

子供じゃあるまいし、私が辛くあたっても病人の夫が私を赦してくれる。

そして、分かり切ったことですが

私が自分自身に嫌悪感を感じてしまう。

その繰りかえしで

今思えば不完全燃焼な介護に終わったように思います。

ジレンマの介護:ラスベガスが私を救った

カジノ

毎日の介護のストレスから逃れるために、

世間一般ではとても許されることではないのですが、

ラスベガス住みの私はローカル地域のカジノに通いました。(毎日ではないですよ。)

夫が病気になる前、休日はいつも二人でカジノに行ってました。

それも私がスロットマシーでプレイする隣りで自分はプレイせず、いつもニコニコしながら応援してくれていたものでした。

なのでストレス解消にカジノに息抜きをすることを許してくれていました。 

それが私が思い切り呼吸できる場所だったのです。

ギャンブルの間中、お互いに電話をし合い、

「どう?今勝ってる?」

「まあまあ」あるいは「今日はツイてない」

「そろそろ帰ってきて」

「わかった!今、手を洗って帰るね」

などと言い合いながら私は楽しんでいました。

これが私を大いに救ってくれたのです。

家とは全然違うキラキラ✨✨ギラギラの華やかな場所で、

ギャンブル中は数字を計算しながらゲームに集中するので(いいふうに言ってる)

日頃の憂さを忘れることができ、

お互い離れた空間で会話をしてスッキリできるのです。

自分が数時間楽しんだ分、ちょっぴり「夫に申し訳ない」という気持ちが沸き、

それがいい具合に無理なく夫を思いやれる心持ちになれるのでした。

勝手な言い分ですが、

人間、ラスベガスのあだ名通り、「Sin City」=「罪の街」を味わうべきだと思うのです。

自分の快楽と罪悪感の相殺で自浄に励みました!

ジレンマの対処法:マーゴ的

在宅介護のストレスと感情のジレンマに苛まれていた時、

私は思ったのです。

「病人はもちろん大切にされなければならないが、

いや、介護する側ケアラーにしても大切にされてもいいはず」

と思い始めました。

私もそうなのですが、

ヘルパーさん訪問看護師さんが、病人であっても介護家族に協力してあげるべきだ

というスタンスだったのも手伝い、

介護初期の自己犠牲だった姿勢を改め始めました。

体力的にも精神的にも重労働な在宅介護、

どんなに苦労してお世話をしたところで

私が倒れても誰も私を助けてはくれない。

行く末は、共倒れなのです。

そこで、私のお家芸「なるべく楽をする」ことを思いついたのです。

夫に呼ばれても疲れていたら、ちょっと待ってもらう。

美味しくコーヒーを淹れた時に呼ばれてもコーヒーを堪能してから行く。

投薬以外なら面倒なルーティーンはたまにスキップする。

オムツ替えを要求されてもやりたくない時は自分のやってることを優先させてからやってあげる。

食べたい物をスーパーで買ってくるように言われても疲れていたら行かない。翌日に行く。

これらはもちろん私のやり方なので、決して正しい方法ではないのかもしれませんが

「自分ファースト」にシフトすることで介護がだいぶ楽になったのは事実です。

その代わり、命にかかわる毎日の腎臓人工透析は欠かさずきっちりプロセス通りにやってあげるのです。

いまだにその「自分ファースト」が正しいのかは謎ですが、夫は健気にも協力してくれていました。

自分の「悪行」に悔いるとともに、

亡くなった夫にはそういうわけで今でも心底感謝しているのです。

まとめ

介護など人の世話が苦手な人間は自分責めをせず潔く認めてみる。

突然の事変や病変は介護なら通常運転ととらえるほうが楽である。

介護による夫へのジレンマのは悪いことではあるが原因根源を認めよう。

何かストレスを解消できるものを持ち理解してもらおう。

病人と同様に介護ケアラーも大事に保護されてもいいんだと自覚する。

ジレンマとストレスの対処法は自分ファーストで。

病人には十分感謝する。

ご覧いただいた通り、

最初から最後までとてもほめられた介護ではありません。

これを読んで頂いている皆さんの方がよっぽど正しく立派なケアをなさっていると思います。

しかしながら、

私と同じく家族の介護で苦しまれているのなら、

この記事を見てクスッと笑っていただき

少しでも心がフワッと軽くなっていただければ幸いです。

     クリックできるよ🎅🎄

次回の記事『国際結婚の介護:義実家とのジレンマ』です。

どうぞお楽しみに😸  Stay Tuned ❗❗

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

コメントなどございましたらお気軽にどうぞ!

では~Good Luck ✨✨

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💟P. S. みなさんもキラキラをWEBで伝えてみましょ!💻☕📲☕

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • くすっと笑ってフワッと気持ちが軽くなりました♥
    気がつくと眉間にシワがよってたり、疲れた自分に、ある意味達成感を感じてたり、でも違うんですよね~、。
    どれだけ自分が笑顔で暮らせるかなんだと、。
    マーゴありがとう〜ホント、なので私はこれから日帰り温泉に行ってきまーす♨

    • よかった!!です~
      ちょっとでも、くすフワになってくれて❤
      温泉も楽しんできてくださいね。

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